「マーベラスジャー二ー!」第1回「アストニッシング・ソー」



前回までのあらすじ
公認ブロガー2次選考の課題として久々にマーベル作品を読んだSATDANはますますマーベルに興味を持ち始めた。鋼鉄の男が空を飛ぶ近代都市を飛び越え、闇の騎士が支配する摩天楼くぐり抜けた先に待つ世界とは…
DCを生き甲斐にしてきた男が送る
SATDAN Presents 「Marvelous Journey !」



というわけで始まりました新企画「マーベラスジャーニー!」
公認ブロガー認定後初となる更新はマーベルコミックスタイトル


『アストニッシング・ソー』をお届けします。




ソーと言えばキャプテン・アメリカ、アイアンマンに並ぶビッグ3の1人。北欧神話をベースにした設定が特徴ですが、実際のところ登場コミックを読んだことが無い人も多いのではないでしょうか。かく言う僕もその1人。そもそも僕が読んできたマーベル作品の数はたかが知れているのですが、これまで読んだソーの登場作品はどちらも邦訳の「マイティ・ソー:アスガルドの伝説」と「アベンジャーズ:ハルク・ウェーブ! 」くらいしかありません。かしここ数年のMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のヒットによって注目度が高まり、関連作品も続々と刊行されているようです。





そしてMCUでソーと言えば今年(2017年)11月3日に公開された
マイティ・ソー バトルロイヤルが大ヒットしていますね。




死の女神ヘラによって支配されてしまったアスガルドを救うため、ソーとロキが盟友であるハルクやかつてヘラと戦った伝説の戦士ヴァルキリーらと共に立ち向かうストーリーです。

僕に関しては今回は劇場で観なくてもいいかなと思いスルーしていたのですが、公認ブロガーとしてソーを扱う以上、これは観ておかなければならないと思いつい先日観てまいりました。惑星サカールからアスガルドまで、宇宙を股に掛けたスケールの大きいバトルで最高でしたね。所々にジャック・カービー感溢れる乗り物やアイテムが出てくるのも個人的に盛り上がりました。

そんな壮大なスケールのバトルロイヤルですが、今回ご紹介する「アストニッシング・ソー」も負けていません。本作は宇宙を舞台に「生きた惑星同士がドツキあう」という凄まじいバトルロイヤルが繰り広げられるのです!


まずはあらすじをご紹介

物語の主人公はもちろんソー。ある日地球では異常気象が発生。その原因が太陽系を巨大な宇宙船が猛スピードで通過していることだと知ったソーは宇宙船を調査するために宇宙へ旅立ちます。
しかしそこでソーが見つけたものは宇宙船ではなく、猛スピードで移動する生きた惑星「エゴ・ザ・リビング・プラネット」だったのです。

エゴといえば今年公開された「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」に登場し、ピーターの父親としてカート・ラッセルが演じていたことも記憶に新しいですが、に本作には巨大な惑星としてのみ登場し、地表にエネルギーを集めることで(絵の感じからするとたぶん大噴火を引き起こしていると思われます)宇宙を自由に移動することが可能になっています。

ソーと対峙してなお移動を続けるエゴに武力行使に出ようとするソー、しかし思わぬ人物がそれを妨害します。それがエゴの創造主にして、コズミック・パワーを操る不死身の生命体「コズミック・ビーイング」の1人、ストレンジャーでした。
彼はエゴの父として、エゴを守るべくソーを吹き飛ばしてしまいます。

その後目覚めたソーはエゴを食い止めるべく、魔法の槌ムジョルニアで彼の目的地を特定、先回りしてエゴの目論見を突き止めようとします。
そして辿り着いた先にあったもの、それは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」にも登場した宇宙の蒐集家「コレクター」の美術館でした。

美術館内でコレクターと遭遇したソーは「エゴが興味を持ちそうなものがある」と主張する彼に導かれ、あるものを発見します。それはコレクターによってポケット・ユニバースに閉じ込められているもう1つの生きた惑星、かつてストレンジャーがエゴと共に作り出したエゴの弟「オルターエゴ」の姿でした。エゴの目的、それは生き別れた弟に再会することだったのです。

オルターエゴの存在を知り、エゴの目的を知ったのも束の間、コレクターの罠によりソーはオルターエゴのポケット・ユニバースに閉じ込められてしまいます。コレクターは最初からソーをオルターエゴの餌にする計画だったのです。
しかし流石は雷神ソー、ポケット・ユニバースの切れ目を見つけ次元を切り開くという荒業をやってのけ、何とか脱出に成功します。しかし同時にオルターエゴもポケットユニバースを脱出。彼もまた生き別れし兄弟の元へと向かい始めます。

一方ソーはストレンジャーと再会。そこでストレンジャーの目的を知らされます。科学者たるストレンジャーは「囚われている者と自由な者、どちらがより強い意志を持つのか」を検証するべくエゴとオルターエゴに互いの存在を知らせ、どちらが生き残るのかを観測しようとしていたのです。
エゴは弟を家族として迎えようとしていますが、オルターエゴは生きた惑星が2つ存在するのが気に入らない様子で兄を見つけ次第破壊しようとしており、2人のバトルロイヤル勃発は避けられない様子。しかし生きとし生ける者達に殺し合いをさせることを許せないソーは何とかしてこの2つの惑星の衝突を止めるべくエゴ達の元へと急ぎます。果たしてバトルロイヤルの行方やいかに…


生きた惑星同士がぶつかり合うというアメコミだからこそ実現したこの作品、広大な宇宙を舞台にしたストーリーを豊かに描写するのはアメリカ出身のアーティスト「マイク・チョイ」
冒頭に掲載した表紙からもお分かりいただけるような絵画的なアートが宇宙という舞台にベストマッチしています。ページを捲れば壮大な宇宙の旅に引き込まれることでしょう。

そして何と言っても注目なのがエゴ&オルターエゴのバトルです!
著作権の関係で実際のアートはお見せできませんが、どんな感じかというと…








はい、こんな感じです。

…何これ?

と思われた方もいらっしゃるかもしれません(というか間違いなくそうなっているに違いありません)が、この作品に出てくるエゴを最初に見た時、僕の脳裏にある記憶が蘇りました。それは幼少期、家族で訪れた美術館の売店で触りまくっていたあのアイテム…

「あの時の顔型のフニフニしたやつ!」

すぐさまネットで探し回りましたが、商品名が分からず一向に見つかりません。「畜生!見つからねェ!」ヤケクソになって「顔型のフニフニしたやつ」で検索。そうしたらまさかの画像検索でこれを持った写真が載ってるInstagramの投稿を発見。ハッシュタグにあった文字をAmazonで打ち込んだ結果、ようやくお目にかかれました。

こちらの商品、アッシュコンセプト(h concept)から発売されている「カオマル」というグッズです。シリコン素材で特に決まった用途は無いようですが、ストレス解消に使っている人が多いみたいです。カラーバリエーションも豊富でこの顔の他にも様々な顔のパターンが存在しています。
こちらがその顔のバリエーション。喜怒哀楽と言ったところでしょうか。僕が幼いころに触っていたのは確か右から3番目と4番目だった気がします。フニフニしているんですがそこまで柔らかいわけでもなくて、何とも形容しがたい弾力だった記憶がありますね。
ちなみに検索していたら野菜バージョンなんてのもありました。どうやら知らない間に色々新しいのが増えてたみたいですね。





このカオマルの顔が何とも言えないんですよね。そんでもって本作の最後の方にあるコマのオルターエゴがこれにそっくりなんですよ。今回のエゴとの戦いは上の画像で言うところの真ん中2つがまさにそれ。本当にこんな感じで戦いが繰り広げられています。

自分でも何書いてるか分かんなくなってきましたけど、これアメコミの話ですからね!アストニッシング・ソーの話ですからね!それはそうとして皆さんもカオマル触ってみて下さいね!

はい、というわけでカオマr…違う!ソーの話に戻りますが、上の画像のおかげでどんな感じか大体お分かりいただけたと思います。実際の戦闘ではオルターエゴがエゴに噛みついて地表を砕いたり、エゴが惑星1個分の大きさのエネルギービームを発射したりともうハチャメチャな展開になっていますので、日常の生活に疲れたあなたもカオマルを揉みながらこれを読めばきっと疲れも吹き飛ぶはずです!(いい加減カオマルから離れろ)


というわけで「カオマル」の…違あぁう!「アストニッシング・ソー」のレビューをお届けしました。いかがでしたでしょうか。バトルロイヤルに登場するソーと同じく、本作のソーもアスガルドのことを思い、かつ命あるものを守ろうとする心優しき神として描かれています。映画を観てもっとソーを知りたい!と思った方や、カオマルとカオマルのバトルエゴとオルターエゴのバトルが見たいと思った方は是非この機会に手に取ってみてはいかがでしょうか。こんな感じで公認ブロガーとしての投稿も続けてまいりますので、それも併せて宜しくお願い致します!

それではまた次回の投稿でお会いしましょう!


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